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2025年8月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ
2025年8月26日 21時48分2025年8月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。
効能等変更承認医薬品
◎オプジーボ点滴静注20mg、100mg、120mg、240mg(小野薬品工業㈱)
一般名:ニボルマブ(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(取消線部 削除)
〇がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌
変更された用法・用量(取消線部 削除、下線部 追記)
〈がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。
がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌に対して、ニボルマブ(遺伝子組換え)を単独投与する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。
オプジーボ点滴静注.pdf
◎ヤーボイ点滴静注液20mg、50mg(ブリストル・マイヤーズ スクイブ㈱)
一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(取消線部 削除)
〇がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発のMSI-High結腸・直腸癌
変更された用法・用量(取消線部 削除)
〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌,がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において,通常,成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として 1 回1mg/kg(体重)を 3 週間間隔で 4 回点滴静注する。
ヤーボイ点滴静注液.pdf
◎エンハーツ点滴静注用100mg(第一三共㈱)
一般名:トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(下線部 追記)
〇ホルモン受容体陽性かつHER2低発現又は超低発現の手術不能又は再発乳癌
変更された用法・用量(下線部 追記)
〈化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陽性かつHER2低発現又は超低発現の手術不能又は再発乳癌、化学療法歴のあるHER2低発現の手術不能又は再発乳癌、がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
通常、成人にはトラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回5.4㎎/㎏(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
エンハーツ点滴静注用.pdf
◎カルケンス錠100mg(アストラゼネカ㈱)
一般名:アカラブルチニブマレイン酸塩水和物
追加された効能・効果(下線部 追記)
〇マントル細胞リンパ腫
変更された用法・用量(下線部 追記)
〈マントル細胞リンパ腫〉
・未治療の場合
ベンダムスチン塩酸塩及びリツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはアカラブルチニブとして1回100 mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
・再発又は難治性の場合
通常、成人にはアカラブルチニブとして1回100mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
カルケンス錠.pdf
(中野)