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2024年12月 製造販売承認医薬品のお知らせ
2025年1月10日 14時04分2024年12月に承認された製造販売承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。
新規承認医薬品
◎ブルキンザカプセル80 mg(BeiGene Japan(同))
一般名:ザヌブルチニブ
効能・効果
〇慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
〇原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫
用法・用量
通常、成人にはザヌブルチニブとして1回160mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
ブルキンザカプセル.pdf
◎バルバーサ錠3 mg、同 錠4 mg、同 錠5 mg(ヤンセンファーマ㈱)
一般名:エルダフィチニブ
効能・効果
〇がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌
用法・用量
通常、成人にはエルダフィチニブとして1日1回8mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回9mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
バルバーサ錠.pdf
◎カルケンス錠100 mg(アストラゼネカ㈱)
一般名:アカラブルチニブマレイン酸塩水和物
効能・効果
〇慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
用法・用量
通常、成人にはアカラブルチニブとして1回100mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
カルケンス錠.pdf
◎ダトロウェイ点滴静注用100 mg(第一三共㈱)
一般名:ダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え)
効能・効果
〇化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
用法・用量
通常、成人にはダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回6mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。
ダトロウェイ点滴静注用.pdf
◎ルンスミオ点滴静注1 mg、同 点滴静注30 mg(中外製薬㈱)
一般名:モスネツズマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
〇再発又は難治性の濾胞性リンパ腫
用法・用量
通常、成人にはモスネツズマブ(遺伝子組換え)として、21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを8サイクルまで点滴静注する。8サイクル終了時に、完全奏効が得られた患者は投与を終了し、また、病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、計17サイクルまで投与を継続する。
ルンスミオ点滴静注.pdf
◎イムデトラ点滴静注用1 mg、同 点滴静注用10 mg(アムジェン㈱)
一般名:タルラタマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
〇がん化学療法後に増悪した小細胞肺癌
用法・用量
通常、成人にはタルラタマブ(遺伝子組換え)として、1日目に1mg、8日目に10mgを1回、1時間かけて点滴静注する。15日目以降は1回10mgを1時間かけて2週間間隔で点滴静注する。
イムデトラ点滴静注用.pdf
◎テクベイリ皮下注30 mg、同 皮下注153 mg(ヤンセンファーマ㈱)
一般名:テクリスタマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
〇再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)
用法・用量
通常、成人にはテクリスタマブ(遺伝子組換え)として、漸増期は、1日目に0.06mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.3mg/kg、1.5mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、1.5mg/kgを1週間間隔で皮下投与する。なお、継続投与期において、部分奏効以上の奏効が24週間以上持続している場合には、投与間隔を2週間間隔とすることができる。
テクベイリ皮下注.pdf
(藤田)