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2025年3月 製造販売承認医薬品のお知らせ

2025年3月31日 01時11分

2025年3月に承認された製造販売承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

新規承認医薬品

◎テビムブラ点滴静注100mg(Bei Gene Japan(同))

一般名:チスレリズマブ(遺伝子組換え)

効能・効果

〇根治切除不能な進行・再発の食道癌

用法・用量

フルオロウラシル及びシスプラチンとの併用において、通常、成人には、チスレリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔で60分かけて点滴静注する。がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌に対しては、本剤を単独投与することもできる。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分まで短縮できる。

テビムブラ点滴静注.pdf

◎ラズクルーズ錠80mg、同 錠240mg(ヤンセンファーマ㈱)

一般名:ラゼルチニブメシル酸塩水和物

効能・効果

EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法・用量

アミバンタマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはラゼルチニブとして240mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

用法及び用量に関連する注意

アミバンタマブ(遺伝子組換え)との併用投与による静脈血栓塞栓症の発症を抑制するため、当該併用投与開始後4カ月間は、アピキサバン1回2.5mgを1日2回経口投与すること。

ラズクルーズ錠.pdf

◎テブダック点滴静注用40mg(ジェンマブ㈱)

一般名:チソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)

効能・効果

〇がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌

用法・用量

通常、成人にはチソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)として1回2mg/kg(体重)を30分以上かけて、3週間間隔で点滴静注する。ただし、1回量として200mgを超えないこと。なお、患者の状態により適宜減量する。

テブダック点滴静注用.pdf

◎ティブソボ錠250mg(日本セルヴィエ㈱)

一般名: イボシデニブ

効能・効果

IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病

用法・用量

アザシチジンとの併用において、通常、成人にはイボシデニブとして1日1回500mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

用法及び用量に関連する注意

高脂肪食摂取後に本剤を投与した場合、AUC及びCmaxの増加が認められることから、本剤は高脂肪食摂取前後の投与を避けること。

ティブソボ錠.pdf

会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします。

(藤田)