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2025年6月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ

2025年6月25日 22時23分

2025年6月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

効能等変更承認医薬品

◎ネスプ注射液5,10,15,20,30,40,60,120,180µgプラシリンジ(協和キリン㈱)

一般名:ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

ベルズチファン投与に伴う貧血

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈ベルズチファン投与に伴う貧血〉

通常、成人にはダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)として、1回360μgを3週間以上の間隔をあけて皮下投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

ネスプ注射液プラシリンジ.pdf

◎ダルベポエチン アルファ注5,10,15,20,30,40,60,120,180µgシリンジ「KKF」(協和キリンフロンティア㈱)

一般名:ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

ベルズチファン投与に伴う貧血

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈ベルズチファン投与に伴う貧血〉

通常、成人にはダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)として、1回360μgを3週間以上の間隔をあけて皮下投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

ダルベポエチン アルファ注シリンジ.pdf

◎オプジーボ点滴静注20,100,120,240mg (小野薬品工業㈱)

一般名:ニボルマブ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

切除不能な肝細胞癌

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈切除不能な肝細胞癌〉

イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

オプジーボ点滴静注.pdf

◎ヤーボイ点滴静注液20,50mg(ブリストル・マイヤーズスクイブ㈱)

一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

切除不能な肝細胞癌

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈切除不能な肝細胞癌〉

ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において,通常,成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

ヤーボイ点滴静注液.pdf

◎エルレフィオ皮下注44,76mg (ファイザー㈱)

一般名:エルラナタマブ(遺伝子組換え)

効能・効果(変更なし)

〇再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)

変更された用法・用量(下線部 追記)

通常、成人にはエルラナタマブ(遺伝子組換え)として、1日目に12mg、4日目に32mgを1回皮下投与する。8日目以降は1回76mgを1週間間隔で皮下投与する。なお、24週間以上投与し、奏効が認められている場合は、投与間隔を2週間間隔とすること。2週間間隔で24週間以上投与した場合は、投与間隔を4週間間隔とすることができる。

エルレフィオ皮下注.pdf

会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします。

(藤田)