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2025年2月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ
2025年2月25日 09時21分2025年2月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。
効能等変更承認医薬品
◎テセントリク点滴静注840mg、1200mg (中外製薬㈱)
一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(下線部 追記)
〈製剤共通〉
〇切除不能な胞巣状軟部肉腫
変更された用法・用量(下線部 追記)
<切除不能な胞巣状軟部肉腫>
通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。通常、2歳以上の小児にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)(最大1200mg)を60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
テセントリク点滴静注.pdf
◎エプキンリ皮下注4mg、48mg (ジェンマブ㈱)
一般名:エプコリタマブ(遺伝子組換え)
効能・効果(変更なし)
〇以下の再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
高悪性度B細胞リンパ腫
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫
〇再発又は難治性の濾胞性リンパ腫
変更された用法・用量(下線部 追記)
〈再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/高悪性度B細胞リンパ腫/原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 3B)
・2ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目及び22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1~3A)〉
・3ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目に1回3mg、22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
エプキンリ皮下注.pdf
◎サークリサ点滴静注100mg、500mg(サノフィ㈱)
一般名:イサツキシマブ(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(取消線部 削除)
〇再発又は難治性の多発性骨髄腫
変更された用法・用量(下線部 追記、取消線部 削除)
〈ポマリドミド及びデキサメタゾン併用投与又はカルフィルゾミブ及びデキサメタゾン併用投与〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを点滴静注する。28日間を1サイクルとし、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する。、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法又はB法の投与間隔で点滴静注する。
〈デキサメタゾン併用投与又は単独投与〉
デキサメタゾンのみとの併用投与又は単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回20mg/kgを点滴静注する。28日間を1サイクルとし、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する。、以下のA法の投与間隔で点滴静注する。
A法:1週間間隔、2週間間隔の順で投与する。
B法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。
サークリサ点滴静注.pdf
◎レブラミドカプセル2.5mg、5mg (ブリストル・マイヤーズスクイブ㈱)
一般名:レナリドミド水和物
効能・効果(変更なし)
〇多発性骨髄腫
変更された用法・用量(下線部 追記、取消線部 削除)
〈多発性骨髄腫〉
デキサメタゾン 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはレナリドミドとして、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法またはB法で経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
A法:1日1回25mgを21日間連日投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
B法:1日1回25mgを14日間連日投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
レブラミドカプセル.pdf
(藤田)