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2023年8月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ

2023年8月25日 00時00分

2023年8月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

効能等変更承認医薬品

◎エンハーツ点滴静注用100mg (第一三共㈱)

一般名:トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部変更)

〇がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

変更された用法・用量(下線部変更)

〈化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能又は再発乳癌、化学療法歴のあるHER2低発現の手術不能又は再発乳癌、がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉

通常、成人にはトラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回5.4mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。

エンハーツ点滴静注用100mg.pdf

◎リムパーザ錠100mg、150mg (アストラゼネカ㈱)

一般名:オラパリブ

変更された用法・用量

〇BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌

変更された用法・用量(下線部変更)

〈BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌〉

通常、成人にはオラパリブとして1回300mgを1日2回、経口投与する。他の薬剤と併用する場合は、アビラテロン酢酸エステル及びプレドニゾロンと併用すること。なお、患者の状態により適宜減量する。

リムパーザ錠100mg/リムパーザ錠150mg.pdf

会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします

(中野)