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2024年11月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ

2024年11月27日 21時50分

2024年11月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

効能等変更承認医薬品

◎キイトルーダ点滴静注100mg(MSD㈱)

一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

〇局所進行子宮頸癌

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈局所進行子宮頸癌〉

シスプラチンを用いた同時化学放射線療法との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与期間は24ヵ月間までとする。

キイトルーダ点滴静注100mg.pdf

◎イミフィンジ点滴静注120mg、同500mg(アストラゼネカ㈱)

一般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果(下線部 追記)

〇進行・再発の子宮体癌

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈進行・再発の子宮体癌〉

カルボプラチン及びタキサン系抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはデュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1回1120mgを3週間間隔で、60分間以上かけて点滴静注する。その後の維持療法において、デュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1回1500mgを4週間間隔で60分間以上かけて点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合、維持療法における1回投与量は、20mg/kg(体重)とする。 

イミフィンジ点滴静注120mg、同500mg.pdf

◎リムパーザ錠100mg、同150mg(アストラゼネカ㈱)

一般名:オラパリブ

追加された効能・効果(下線部 追記)

〇ミスマッチ修復機能正常(pMMR)の進行・再発の子宮体癌におけるデュルバルマブ(遺伝子組換え)を含む化学療法後の維持療法

変更された用法・用量(下線部 追記)

〈ミスマッチ修復機能正常(pMMR)の進行・再発の子宮体癌における デュルバルマブ(遺伝子組換え)を含む化学療法後の維持療法〉

デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはオラパリブとして1回300mgを1日2回、経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。 

リムパーザ錠100mg、同150mg.pdf

◎ランダ注10mg、同25mg、同50mg(日本化薬㈱)

一般名:シスプラチン

効能・効果(変更なし)

〇子宮頸癌

変更された用法・用量(下線部 追記 取消線部 削除)

子宮頸癌には、A法を標準的用法・用量とし、患者の状態によりE法を選択する。子宮頸癌における同時化学放射線療法の場合にはJ法を選択する。

H法:シスプラチンとして75mg/m2(体表面積)を1日1回投与し、少なくとも20日間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

なお、H法の投与量は症状により適宜減量する。

I法:シスプラチンとして25mg/m2(体表面積)を60分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。

なお、I法の投与量は患者の状態により適宜減量する。

J法:シスプラチンとして40mg/m2(体表面積)を1日1回投与し、6日間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。

なお、H~J法の投与量は患者の状態により適宜減量する。

ランダ注10mg、同25mg、同50mg.pdf

会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします。

(藤田)