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2025年11月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ
2025年11月21日 18時41分2025年11月に承認された効能効果等追加承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。
効能等変更承認医薬品
◎ビラフトビカプセル50mg、75mg(小野薬品工業㈱)
一般名:エンコラフェニブ
追加された効能・効果(取消線部 削除)
〇がん化学療法後に増悪したBRAF遺伝子変異を有する治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
追加された用法・用量(下線部 追記、取消線部 削除)
〈がん化学療法後に増悪した BRAF遺伝子変異を有する治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉
セツキシマブ(遺伝子組換え)との併用、又はビニメチニブ及びセツキシマブ(遺伝子組換え)及び他の抗悪性腫瘍剤との併用、又はセツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはエンコラフェニブとして300mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
ビラフトビカプセル.pdf
◎オータイロカプセル40mg、160mg(ブリストル・マイヤーズスクイブ㈱)
一般名:レポトレクチニブ
追加された効能・効果(下線部 追記)
〇NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌
追加された用法・用量(下線部 追記)
〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉
通常、レポトレクチニブとして以下の用量を1日1回14日間経口投与する。その後、同用量を1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
・成人には、1回160mg
・4歳以上の小児には、体重に合わせて次の用量
| 体重 | 1回投与量 |
| 30kg以上 | 160mg |
| 30kg未満 | 120mg |
オータイロカプセル.pdf
◎ベネクレクスタ錠10mg、50mg、100mg(アッヴィ(同))
一般名:ベネトクラクス
追加された効能・効果(取消線部 削除)
〇再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
追加された用法・用量(下線部 追記)
〈未治療の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は第1週目に20mg、第2週目に50mg、第3週目に100mg、第4週目に200mg、第5週目に400mgをそれぞれ1日1回、7日間食後に経口投与する。その後の維持投与期は、400mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
ベネクレクスタ錠.pdf
◎ダラキューロ配合皮下注(ヤンセンファーマ㈱)
一般名:ダラツムマブ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)
追加された効能・効果(下線部 追記)
〇高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延
追加された用法・用量(下線部 追記)
〈高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延〉
通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として30,000単位(2,000単位/mL))を皮下投与する。28日間を1サイクルとし、第1及び2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、第3~6サイクルは2週間間隔で2回(1、15日目)、第7サイクル以降は4週間間隔で1回(1日目)皮下投与する。ただし、投与期間は3年間までとする。
ダラキューロ配合皮下注.pdf
(市村)