日本臨床腫瘍薬学会について
本会は病院、薬局、大学、製薬企業に所属する薬剤師やがん関連領域に関わるすべての人々が連携協力し合うとともに、がん薬物療法に関する学術研究の進歩や科学的根拠のあるがん薬物療法の開発・普及により、最善の治療効果の実現、副作用の軽減、重篤な健康被害の未然防止を図り、がん医療の発展や公衆衛生の向上に寄与することを目的とした学会です。
理事長ごあいさつ
日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)のホームページをご訪問いただき、誠にありがとうございます。
JASPOは現在会員が6,000名を超える大所帯の学会となりました。この背景には、がん医療に薬剤師が参画することが以前と比べ当然のこととなり、薬剤師一人ひとりが、知識の向上、質の高い臨床の実践、研究の推進に対し、強い意識を持つようになったためではないかと考えています。JASPOは病院・薬局・大学・製薬企業に所属する薬剤師や、がん関連領域に関わるすべての人々が連携協力し合うとともに、がん薬物療法に関する学術研究の進歩や科学的根拠のあるがん薬物療法の開発・普及により、最善の治療効果の実現、副作用の軽減、重篤な健康被害の未然防止を図り、がん医療の発展や公衆衛生の向上に寄与することを目的に設置された学会です。私事で申し訳ございませんが、2025年度は理事長として最終任期となり、集大成を迎える年でありますので、原点に立ち返り、JASPOの設置目的を強く意識して、医療の最前線で働く会員の皆様が情報を共有し、知識を深め、共に成長するための場を提供していきたいと考えております。
2025年度はこれまでの事業を継続していくことは当然のこと、新たな事業も進めていきます。新たな事業としては、がん薬物療法の知識を習得した薬学生の養成および認定を行います。薬学生のうちから、がん医療に興味を持ってもらうことで、患者を支えることができる薬剤師を早い段階から養成することなどを目的としています。さらにがん薬物療法の要となるレジメンオーダーリングシステム、レジメン情報について、現状を把握するとともに、近い将来、レジメン情報のコード化を図り、国民が広く活用できる仕組みを目指します。また、令和6年度診療報酬改定により、がん薬物療法体制充実加算が新設されました。これには、日本臨床腫瘍薬学会が実施した多職種による薬剤師外来の評価を調べた結果が後押しになったと言われています。今後も一人でも多くの患者を救うための薬剤師の業務内容を適正に評価すべく、その成果を速やかに情報発信し、論文化などを通して、エビデンスを構築し、政策提言できるような体制を構築し、革新的なアプローチを推進してまいります。
最後になりますが、会員の皆様との交流や協力を通じて、JASPOが新たな知見を創出し、未来の医療に貢献できる場であり続けられるよう努めてまいります。また情報発信の場として、会員の学びと発展を支える一助となれば幸いです。今後とも、JASPOへのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和7年3月
一般社団法人 日本臨床腫瘍薬学会
理事長 近藤 直樹