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「がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドラインガイドライン2027年版(仮)」改訂に向けたシステマティックレビュー委員公募のお知らせ
2025年10月23日 15時07分「がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドラインガイドライン2027年版(仮)」改訂に向けたシステマティックレビュー委員公募のお知らせ
この度,2015年に発刊されたガイドライン「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン2015年版 (金原出版)」を日本がん看護学会,日本臨床腫瘍学会,日本臨床腫瘍薬学会の3学会合同で改訂する方針となりました。2019年に改訂版が発刊され6年が経過し、多くの新薬が市場していることに加え、2019年版のクリニカルクエスチョンに対しても、新たなエビデンスが追加していることもあり、改訂版を発刊したいと考えています。適切な曝露対策を実施するためにも定期的なエビデンスの確認と改訂が必要と考えております。
2027年10月発刊(予定)を目指して2025年2月の理事会にてJASPO内に曝露対策ガイドライン小委員会が発足し、ガイドライン改訂について、会議で検討を重ねております。 その中で、より質の高いガイドラインとするため、システマティックレビューチーム(SRチーム)の委員を公募することになりました。
以下をご参照頂き、ガイドラインの作成に携わって頂ける方々の公募をお待ちしております。
1.システマティックレビュー及びシステマティックレビューチームの役割とは?
ひとつの臨床上の問題クリニカルクエスチョン(CQ)に対して収集し選択した全ての研究報告を、アウトカムごと、研究デザインごとに評価し、その結果をまとめたものをエビデンス総体と呼ぶ。エビデンス総体を構成する臨床研究の論文を検索・収集し、評価・統合する一連のプロセスをシステマティックレビューという。「システマティックレビューチーム(SRチーム)」 は、診療ガイドライン作成グループが設定したCQに対して、スコープ※に記載された方法に則り、システマティックレビューを実施する。SRチームがまとめたサマリーレポートに基づき推奨を作成し、最終的にガイドラインをまとめるのは、ガイドライン作成グループの役割であるとされています。
なお、SRチーム委員には、システマティックレビューを行って頂くために必要な知識・技術を学んで頂くため、コクラン公式ワークショップを受講して頂きます。
*スコープ(scope):診療ガイドラインが取り上げる事項や方法論を明確にするための文書。診療ガイドライン作成 の企画書ともいえる文書。
2.システマティックレビュー委員募集方法
対象者:日本臨床腫瘍薬学会 正会員
報酬:なし(交通費、研修会費等の実費は学会規定により支給されます)
応募方法:下記のURLのより入力フォームへお進みいただき、必要事項をご登録ください。
URL: https://forms.gle/rPE699QwDzXWeGmD6
募集期間:2025年10月15日(水)~10月28日(火)
入力時は、氏名、所属名、都道府県、学部卒業年次、学位、がん関連資格、研究業績(論文・学会発表) 、志望動機をご記入ください。
SRメンバーとしてご協力いただく際には、お名前、ご所属が公開されますので、上長ならびに所属組織内での承諾を事前に取ってからご応募下さい。
ご応募頂いた先生の中から審査を行い、SRメンバーとして選任いたします。結果はご登録頂いたメールアドレスに個別にご連絡いたします。
何卒よろしくお願い致します。
ガイドライン委員長 小井土 啓一
曝露対策ガイドライン小委員長 野村 久祥