30代:病院
“志”があるということ
薬剤師になりたくて薬剤師になった。
新人の頃はやる気が空回りすることが多く、苦労も多かった。
うまくいかないことを当時先輩であった妻にぼやいたところ、「だってあなたには“志”があるでしょ」と言われ、全てが腑に落ちた。
職場の都合でがん領域を担当することになったが、最初は自分には務まらない思った。
それでも薬剤師としての“志”があったので、与えられた使命を全うしようと認定を取得し、今日まできている。
現在はライフステージの変化もあり、自分の思うようにはできていない。
それでも今日も仕事を終えることができたのは、自分を支えてくれている、家族・職場のスタッフ・JASPO関連の多くの先生方のおかげである。
この場をお借りして感謝申し上げたい。
がん領域は偉大な先輩方が多く、まさか自分が担当することになるとは夢にも思っていなかった。
ポケットに入れていたレジメンハンドブックは、今や持ち運ぶのもやっとな分厚さになってしまった。
後進を育成しようと思うが、難しいイメージがあるのか敬遠されがちに感じる。
与えられた業務をこなしているうちに、自分の仕事と思えるようになることもあると思う。
後輩には、勇気を出してがん領域に飛び込んでほしい。
そして、薬剤師として“志”を持って業務を行ってほしい。
このひとり言が誰かの心に留まって、新たな“志”となることを願う。
〔2026.1.5〕
