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日本臨床腫瘍薬学会とは


本会は病院、薬局、大学、製薬企業に所属する薬剤師やがん関連領域に関わるすべての人々が連携協力し合うとともに、がん薬物療法に関する学術研究の進歩や科学的根拠のあるがん薬物療法の開発・普及により、最善の治療効果の実現、副作用の軽減、重篤な健康被害の未然防止を図り、がん医療の発展や公衆衛生の向上に寄与することを目的とした学会です。
 

 




 理事長の加藤裕芳(かとう ひろよし)です。理事長として2期目を迎えるに当たってご挨拶をさせていただきます。

 今年1月に中国の武漢で発生した新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に広がり、今なおその感染のスピードは衰えていません。そうした中、医療の現場で奮闘されている皆様方へ心からの感謝をいたします。本学会(JASPO)も、毎年多くの皆様方に参加していただいている学術大会をはじめ各種セミナーの中止を余儀なくされています。1日も早い収束を願いながら、今後の安全なセミナー開催に向けての準備を行うとともに、集合研修に代わるWebなどを利用した情報発信が出来る体制を急ぎ進めていきたいと考えております。

 ご存じのように昨年末の医薬品医療機器等法の改正により、がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる薬局(専門医療機関連携薬局)が誕生します。それは、がん専門病院の薬剤師と処方箋を受け調剤や患者指導を担当する薬局薬剤師との連携強化を図り、在宅でのより安全ながん薬物治療を目指すことです。そのため、薬剤師はより重要な役割を担うことになり、がんの薬物療法や支持療法などの専門的知識を十分に習得していかなければなりません。JASPOでは、地域がん医療において、患者とその家族をトータルサポートできる薬剤師として、外来がん治療認定薬剤師(APACC)を認定しています。2014年から毎年200名程度が認定され、今年の4月現在で935名の認定薬剤師が、地域のがん医療を支えています。しかしながら全てのがん患者を切れ目なくサポートするには、まだまだ十分な数ではありません。特に薬局薬剤師の認定者は少なく、今回の法律改正の目的を実現するには1,000名以上の認定薬剤師が専門医療機関連携薬局には必要と考えております。今回の法律改正を契機に薬局薬剤師の認定者が増えることを期待します。そのために本学会は、引き続き各種セミナー等を通じて皆様の知識の向上に寄与していきます。

 今年度は、薬局薬剤師を主に対象としたがん専門施設での実地研修事業を開始する予定です。実地研修において、薬局薬剤師が院内カンファレンスに参加し診断から処方までのプロセスを医師や病院薬剤師、看護師らとともに協議し、抗がん薬治療を受けている患者の薬学的ケアを実践することで、より深い知識や技能が得られるとともに、今後の施設と薬局が連携を図るがうえでの信頼関係の構築に貢献できるものと考えております。

 JASPOは、来年で設立10周年を迎えます。その間に、学術大会や各種セミナーの開催、APACCの認定や学術誌の発刊など多くの事業を行ってきました。10周年を前に、それら一つひとつをブラッシュアップし、より社会や会員から期待される学会にしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

2020年5月
一般社団法人 日本臨床腫瘍薬学会 理事長 加藤 裕芳


JASPOでは、病院、薬局、大学、製薬企業などに所属する薬剤師やがん関連領域に関わる皆様からのご入会をお待ちしております。



さらに詳しく:〔入会のご案内〕


JASPOでは、外来がん薬物療法および関連する領域の知識・技術とがん患者のサポート能力を備えた薬剤師を養成し、国民の保健、医療、および福祉に貢献するために、「外来がん治療認定薬剤師(APACC)認定制度」を設けています。





JASPO「外来がん治療認定薬剤師」の役割イメージ


さらに詳しく:〔認定制度について〕