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2024年8月 効能効果等追加承認医薬品のお知らせ

2024年9月2日 14時24分

2024年8月に承認された製造販売承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

効能等変更承認医薬品

◎アレセンサカプセル150 mg(中外製薬㈱)

一般名:アレクチニブ塩酸塩

追加された効能・効果

〇ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法

追加された用法・用量

〈ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法〉

通常、成人にはアレクチニブとして1回600mgを1日2回、食後に経口投与する。ただし、投与期間は24カ月間までとする。なお、患者の状態により適宜減量する。

アレセンサカプセル.pdf

◎キイトルーダ点滴静注100 mg(MSD㈱)

一般名: ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)

追加された効能・効果

〇非小細胞肺癌における術前・術後補助療法

追加された用法・用量

〈非小細胞肺癌における術前・術後補助療法〉

術前補助療法では、他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。その後、術後補助療法では、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与回数は、3週間間隔投与の場合、術前補助療法は4回まで、術後補助療法は13回まで、6週間間隔投与の場合、術前補助療法は2回まで、術後補助療法は7回までとする。

キイトルーダ点滴静注.pdf

◎アリムタ注射用100 mg、500 mg(日本イーライリリー㈱)

一般名:ペメトレキセドナトリウム水和物

追加された効能・効果

〇扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法

追加された用法・用量

〈扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法〉

他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2(体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、最大4コース投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

アリムタ注射用.pdf

◎ペメトレキセド点滴静注用100 mg「NK」、500 mg、800 mg、同 点滴静注液100 mg「NK」、500 mg、800 mg(日本化薬㈱)

一般名:ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物

追加された効能・効果

〇扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法

追加された用法・用量

〈扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌における術前補助療法〉

他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはペメトレキセドとして、1日1回500mg/m2 (体表面積)を10分間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1コースとし、最大4コース投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

ペメトレキセド点滴静注用「NK」.pdf
ペメトレキセド点滴静注液「NK」.pdf

会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします。

(藤田)