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2024年9月 製造販売承認医薬品のお知らせ

2024年9月28日 00時00分

2024年9月に承認された製造販売承認医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介いたします。詳細は添付文書、ならびに添付の資料をご確認下さい。

新規承認医薬品

◎フリュザクラカプセル1 mg、同カプセル5 mg

一般名:フルキンチニブ

効能・効果

〇がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌

用法・用量

通常、成人にはフルキンチニブとして1日1回5mgを3週間連日経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

フリュザクラカプセル.pdf

◎タスフィゴ錠35 mg

一般名:タスルグラチニブコハク酸塩

効能・効果

〇がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌

用法・用量

通常、成人には、タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

用法・用量に関連する注意

食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。

タスフィゴ錠.pdf

◎オータイロカプセル40 mg

一般名: レポトレクチニブ

効能・効果

〇ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法・用量

通常、成人にはレポトレクチニブとして1回160mgを1日1回14日間経口投与する。その後、1回160mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

オータイロカプセル.pdf

◎ライブリバント点滴静注350 mg

一般名:アミバンタマブ(遺伝子組換え)

効能・効果

〇EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法・用量

カルボプラチン及びペメトレキセドナトリウムとの併用において、3週間を1サイクルとし、通常、成人にはアミバンタマブ(遺伝子組換え)として以下の用法及び用量で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。

体重 サイクル 投与日 用量
80kg未満 1サイクル目 1日目 350mg
2日目 1,050mg
8日目、15日目 1,400mg
2サイクル目 1日目 1,400mg
3サイクル目以降 1日目 1,750mg
80kg以上 1サイクル目 1日目 350mg
2日目 1,400mg
8日目、15日目 1,750mg
2サイクル目 1日目 1,750mg
3サイクル目以降 1日目 2,100mg
ライブリバント点滴静注.pdf

◎トロデルビ点滴静注用200 mg

一般名:サシツズマブ ゴビテカン(遺伝子組換え)

効能・効果

〇化学療法歴のあるホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

用法・用量

通常、成人には、サシツズマブ ゴビテカン(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を、21日間を1サイクルとし、各サイクルの1日目及び8日目に点滴静注する。投与時間は3時間とし、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降は1~2時間に短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。

トロデルビ点滴静注用.pdf
会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めて戴きますようお願いいたします。

(藤田)