2022年6月に承認された効能効果追加医薬品の中から、がん関連の薬剤を紹介致します。
詳細は添付文書、ならびに添付の資料ををご確認下さい。
<新規承認医薬品>
2022年6月に承認された効能効果追加承認医薬品の中から、がん治療関連の薬剤を紹介致します。
<効能等変更承認医薬品>(下線部分:追加・変更箇所)
◎アバスチン点滴静注用100mg/400mg(中外製薬㈱)
一般名:ベバシズマブ(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇卵巣癌
【追加された用法・用量】
〈卵巣癌〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する。なお、患者の状態により投与間隔は適宜延長すること。
◎ノイトロジン注50μg/100μg/250μg(中外製薬㈱)
一般名:レノグラスチム(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法(成人・小児)
【追加された用法・用量】
〈再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法(成人・小児)〉
<投与時期>
通常、フルダラビン、シタラビン等の抗悪性腫瘍剤併用化学療法の開始前日から併用化学療法終了日まで(通常5~6日間)連日
<投与量>
皮下投与又は静脈内投与(点滴静注を含む)5μg/kg1日1回
◎グラン注射液75/150/M300/シリンジ75/シリンジ150/シリンジM300(協和キリン㈱)
一般名:フィルグラスチム(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法
【追加された用法・用量】
〈再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法〉
通常、フィルグラスチム(遺伝子組換え)1日1回300μg/m2を、フルダラビン、シタラビン等の抗悪性腫瘍剤併用化学療法の開始前日から併用化学療法終了日まで(通常5~6日間)連日皮下又は静脈内投与(点滴静注を含む)する。
なお、状態に応じて適宜減量する。
◎フルダラ静注用50mg(サノフィ㈱)
一般名:フルダラビンリン酸エステル
【追加された効能・効果】
〇再発又は難治性の急性骨髄性白血病
【追加された用法・用量】
〈再発又は難治性の急性骨髄性白血病〉
他の抗悪性腫瘍剤等との併用において、通常、フルダラビンリン酸エステルとして、 1 日量30mg/m2(体表面積)を 5 日間連日点滴静注(約30分)する。なお、患者の状態により、投与量及び投与日数は適宜減ずる。
会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めていただきますようお願いいたします。