2022年5月に承認された効能効果追加承認医薬品の中から、がん治療関連の薬剤を紹介致します。
<効能等変更承認医薬品>(下線部分:追加・変更箇所)
◎アドセトリス点滴静注用50mg
一般名:ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫
【追加された用法・用量】
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉
ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用において、通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として以下の用量を2週間に1回、最大12回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
・成人には、1回1.2mg/kg(体重)
◎テセントリク点滴静注1200mg
一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法
【追加された用法・用量】
〈PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法〉
通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。投与期間は12カ月間までとする。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
テセントリク点滴静注.pdf
◎オプジーボ点滴静注20mg、100mg、120mg、240mg
一般名:ニボルマブ(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇根治切除不能な進行・再発の食道癌
【追加された用法・用量】
〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉
通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回 240mgを2週間間隔又は1回 480mgを4週間間隔で点滴静注する。
他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回 240mgを2週間間隔、1回 360mgを3週間間隔又は1回 480mgを4週間間隔で点滴静注する。
オプジーボ点滴静注.pdf
◎ヤーボイ点滴静注液20mg、50mg
一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
〇根治切除不能な進行・再発の食道癌
【追加された用法・用量】
〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において,通常,成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回1mg/kg(体重)を6週間間隔で点滴静注する。
ヤーボイ点滴静注.pdf会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めていただきますようお願いいたします。