2022年2月に製造販売承認医薬品・効能効果追加承認医薬品の中から、がん治療関連の薬剤を紹介致します。
詳細は添付の資料をご確認下さい。
<効能等変更承認医薬品>(下線部:追加箇所)
◎キイトルーダ点滴静注100mg(MSD株式会社)
一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)
【追加された効能・効果】
○がん化学療法後に増悪した高い腫瘍遺伝子変異量(TMB-High)を有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)
【追加された用法・用量】
〈がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉
通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
◎レットヴィモカプセル40mg、同カプセル80mg(日本イーライリリー株式会社)
一般名:セルペルカチニブ
【追加された効能又は効果】
○RET融合遺伝子陽性の根治切除不能な甲状腺癌
○RET遺伝子変異陽性の根治切除不能な甲状腺髄様癌
【追加された用法・用量】
〈RET融合遺伝子陽性の根治切除不能な甲状腺癌、RET遺伝子変異陽性の根治切除不能な甲状腺髄様癌〉
通常、成人にはセルペルカチニブとして1回160mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
通常、12歳以上の小児には体表面積に合わせて次の投与量(セルペルカチニブとして1回約92mg/m²)を1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。レットヴィモカプセル添付文書.pdf
◎ レンビマ錠40mg、同錠80mg(エーザイ株式会社)
一般名:レンバチニブメシル酸塩
【追加された効能又は効果】
○根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
【追加された用法・用量】
<根治切除不能又 は転移性の腎細胞癌>
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはレンバチニブとして1日1回20mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。レンビマカプセル添付文書.pdf
◎トレアキシン点滴静注液100mg/4mL(シンバイオ株式会社)
一般名:ベンダムスチン塩酸塩
【追加された用法及び用量】
〈低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫〉
○抗CD20抗体併用の場合 通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈マントル細胞リンパ腫〉
○未治療の場合 リツキシマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人に は、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26 日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、 患者の状態により適宜減量する。
○再発又は難治性の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間 連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫〉
○リツキシマブ(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として120mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイクル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
○リツキシマブ(遺伝子組換え)及びポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)併用の場合
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として90mg/m²(体表面積)を1日1回10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして、最大6サイ クル投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈慢性リンパ性白血病〉
通常、成人には、ベンダムスチン塩酸塩として100mg/m²(体表面積)を1日1回
10分又は1時間かけて点滴静注する。投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰 り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
トレアキシン点滴静注液添付文書.pdf
◎ジーラスタ皮下注 3.6 mg(協和キリン株式会社 )
一般名:ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)
【追加された効能又は効果】
○同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員
【追加された用法及び用量】
<同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員>
会員の皆さまにおかれましては、情報をご確認のうえ、関係者に情報提供するとともに周知していただき、当該医薬品の適正使用に努めていただきますようお願いいたします。